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2005年01月28日
NPOと事業
■ 書籍情報
谷本 寛治, 田尾 雅夫 (編著)
価格: ¥2,730 (税込)
ミネルヴァ書房(2002/06)
「NPOとマネジメント」「NPOと中間支援システム」「NPOと市民事業体」の三部構成になっています。
日本では「NPO=ボランティアグループ」というイメージを持つ人が多い中で、事業体としてのNPOをいかに経営して行くか、という視点からNPOの様々な側面を描いています。
「ソーシャル・アントレプレナー」を取り上げている日本語の刊行物が少ない現状では、ボリューム・値段的にもオススメの1冊です。
■ 個人的な視点から
NPOというと、「非営利」という点ばかりが強調され、「何でもただでやってくれるボランティアの人たち」という先入観を持っている人が多くいるのではないかと思います。もちろん行政の人間にはそんな考えの人が多いようで「ボランティア=金のかからない物好きな下請け」くらいにしか思っていない人がたくさんいます。
しかし、「NPO=ボランティア」だと思っているのは役人ばかりではありません。NPOが提供するサービスの対価を請求することに対して、「何でお金取るの? ボランティアなんでしょ。」という反応をする人多いのではないでしょうか。
NPOとは、あくまでも「オーナーに利益を分配できない」というだけであって、常勤スタッフにはきちんと給料を支払い、事務所の家賃を払い続けなければ事業を継続できません。その点は営利企業と同じです。
そして、プロフェッショナルなマネジメントが必要になるという点では、行政組織と変わりません。現在、民間企業の経営手法を行政に取り入れることがトレンドになっていますが、ミッションの捉え方や成果の考え方に関しては、NPOのマネジメントから学ぶことは大変大きいと考えます。
■ どんな人にオススメ?
・「NPO=ボランティア」と思っている人
・「NPO=金のかからない下請け」と思っている公務員
■ 関連しそうな本
町田 洋次『社会起業家―「よい社会」をつくる人たち』 2005年02月16日
D. ヘントン, K. ウォレシュ, J. メルビル (著), 加藤 敏春 (翻訳) 『市民起業家―新しい経済コミュニティの構築』 2005年03月15日
斎藤 槙『社会起業家―社会責任ビジネスの新しい潮流』
HotWired Japan 「社会起業家という生き方」
■ 百夜百マンガ
【遠くにありて】
学生から社会人になったときに感じる未練があります。それは自由な時間、都会での生活、捨てられない夢、憧れの職業など様々です。
特にUターン就職をした人には一度読んでいただきたい一冊です。
投稿者 tozaki : 2005年01月28日 03:00
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