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2005年02月19日

企業変革力

■ 書籍情報

企業変革力   【企業変革力】

  ジョン・P. コッター (著), 梅津 祐良 (翻訳)
  価格: ¥2,100 (税込)
  日経BP社(2002/04)

 邦題は『企業変革力』ですが、原題は『Leading Change』、つまり、「リーダーが強い意志とスキルと身につけることを支援する」(「日本語新版への序」より)ことを目的としています。
 本書はまず、企業の変革努力に発生しやすい8つの過ちとして、
 1. 従業員の現状満足を簡単に容認する
 2. 十分なパワーを備えた変革推進のための連帯チームを築くことを怠る
 3. ビジョンの重要性を過小評価する
 4. 従業員にビジョンを十分に伝達しない
 5. 新しいビジョンに立ちはだかる障害の発生を許してしまう
 6. 短期的成果をあげることを怠る
 7. 早急に勝利を宣言する
 8. 変革を企業文化に定着させることを怠る
を説明しています。これらは、過去に変革に失敗した組織、変革に行き詰っている組織にとっては耳の痛いものばかりです。

 そして、上記の8つの過ちの裏返しになりますが、変革推進プロセスに含まれる8つの段階として、次の8つを挙げています。
 1. 危機意識を高める
 2. 変革推進のための連帯チームを築く
 3. ビジョンと戦略を生みだす
 4. 変革のためのビジョンを周知徹底する
 5. 従業員の自発を促す
 6. 短期的成果を実現する
 7. 成果を活かして、さらなる変革を推進する
 8. 新しい方法を企業文化に定着させる
 この8つの段階は、本書の続編的な位置づけにある『ジョン・コッターの企業変革ノート』にも引き継がれていますので、併せて読むことをお奨めします。


■ 個人的な視点から

 本書はリーダーシップについて語られている本ではありますが、ここで言う「リーダーシップ」は必ずしも経営者や管理職に限った話ではありません。本書の続編にあたる『ジョン・コッターの企業変革ノート』ではインターンの学生が変革の鍵を握る事例が紹介されています。そして、リーダーシップ能力にとって重要な「生涯学習を促す習慣的行動」として、
 ・リスクを負う
 ・謙虚な自己認識
 ・他人から意見を求める
 ・注意深く傾聴する
 ・柔軟である
 ・新しいアイディアをオープンに受けとめる
という6つの習慣を紹介しています。

 さて、どうして「8」なんですかね。よく人間の認知との関係で「7」が使われることは多いんですが・・・。
 ということはまあいいとして、この8つの段階を縦に並べるよりもみやすいかと思って「マインドマップ」にしてみました。
「大規模な変革を推進するための8段階のプロセス」
大規模な変革を推進するための8段階のプロセス


■ どんな人にオススメ?
 ・組織の変革に行き詰まりを感じている人
 ・「リーダーシップ」なんて自分には関係ない、と思っている人


■ 関連しそうな本

 ジョン・P・コッター, ダン・S・コーエン (著), 高遠 裕子 (翻訳) 『ジョン・コッターの企業変革ノート』
 若松 茂美, 織山 和久, 上山 信一 『変革のマネジメント―明るい「リストラ」を考える』
 カルロス・ゴーン, フィリップ・リエス 『カルロス・ゴーン経営を語る』 2005年03月05日
 中尾 英司 『あきらめの壁をぶち破った人々―日本発チェンジマネジメントの実際』
 安土 敏 『小説スーパーマーケット』 2005年03月08日


■ 百夜百マンガ

天才柳沢教授の生活【天才柳沢教授の生活】

 柳沢教授は夜9時になるとパタンと寝てしまう、というのを笑っていた自分ではありますが、最近の自分はまさにその状態・・・。9時か9時半には床に就き、飲み会は2次会になると寝てしまいます。


■おまけ:今日の晩飯
「嘉義鶏飯」

「にくじゃがやめろ」のレシピで作ってみました。
ネギと汁だけご飯にかけても美味い。
3年前に嘉義(台湾の西)で食べて以来のファンです。

投稿者 tozaki : 2005年02月19日 07:00

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