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2005年03月25日
わたしたちのまちの憲法―ニセコ町の挑戦
■ 書籍情報
木佐 茂男, 逢坂 誠二 (編集)
価格: ¥2,100 (税込)
日本経済評論社(2003/03)
本書は、全国の自治基本条例である「ニセコ町まちづくり基本条例」成立までのドキュメントとともに、自治体基本条例の論点をまとめたものです。
本書によれば、「自治基本条例」とは、
(1)住民による自治体行政・議会の役割そして住民自身の責務と権利の定義
(2)住民と自治体との基本的な関係、すなわち住民から自治体への『信託のかたち』(統治機構)を自治・行政システムとして宣言するもの
と定義されています。
自治体が単なる「お役所」として、法律で定められた最低限のサービスを提供するだけならば、わざわざ自治基本条例を定める必要は無いでしょう。現に、自治基本条例など必要ない、という人はたくさんいらっしゃいます。しかし、住民と自治体とが協働して次のステップのまちづくりをしていこうとするのであれば、毎回、個別に一から話し合うよりも、まちづくりの共通ルールを予め定めておいた方が、話し合いのためのコストを抑えることができ、より多くの時間を実質的なまちづくりのための話し合いに向けることができます(なんだかローエコ的な発想になってしまいました。)。
横須賀市の調査によれば、市レベルでは、全国で12市が「制定済み」、29市が「策定作業中」だということです。
「自治基本条例制定状況調査結果報告書(2004年2月調査)」
自治基本条例に関心を持たれた方はぜひ手に取ってみてください。
■ 個人的な視点から
昨年6月に「自治体職員有志の会」のオフ会でニセコ町に伺って逢坂町長のお話を聴いてきました。
ミーハーな私は、本書にサインをもらってしまいました。(^_^;

逢坂町長には4年ほど前に行政経営フォーラムの例会でお会いしたことがあったのですが、お話をして感じたのは、人と会話する力というか、コミュニケーション能力に長けた人だということです。「情報のないのはメニューの無いレストラン」とこれまでのお役所的な広報を改め、「もっと知りたいことしの仕事」という分かりやすい予算説明書を冊子にして町内各戸に配布するなど、以前から住民との情報共有と参加を進めてきたニセコ町だからこそ、自治基本条例がポーズではなく本当に必要になったのだと思います。
■ どんな人にオススメ?
・まちづくりを進める上での壁を乗り越えたい人。
・自治基本条例に関心を持っている自治体職員。
■ 関連しそうな本
逢坂誠二 『町長室日記―逢坂誠二の眼』
林田 清明 『法と経済学―新しい知的テリトリー』
柳川 範之 『契約と組織の経済学』 2005年02月22日
三輪 芳朗, 柳川 範之, 神田 秀樹 (編集) 『会社法の経済学』
■ 百夜百マンガ
もともと『出直しといで!』とかを書いてるときには、やたらに涙鼻水が多くて、うっとうしいマンガだと思ってあまり読まなかったのですが、たまたま深夜にアニメになった本作品を見てマンガも買っちゃいました。
クールな「オバケ」とクールじゃない一路。昔のマンガみたいな絵なのに泣けちゃいます。
投稿者 tozaki : 2005年03月25日 07:00
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