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2005年04月27日

組織行動の考え方―ひとを活かし組織力を高める9つのキーコンセプト

■ 書籍情報

組織行動の考え方―ひとを活かし組織力を高める9つのキーコンセプト   【組織行動の考え方―ひとを活かし組織力を高める9つのキーコンセプト】

  金井 寿宏, 高橋 潔
  価格: ¥2,520 (税込)
  東洋経済新報社(2004/04)

 本書は、MBAプログラムでは必修科目となっている「組織行動(Organizational Behaivior)」をテーマに書かれたもので、元々は、『一橋ビジネスレビュー』に連載されていた「元気の出る経営行動科学」を加筆修正したものです。
 本書が主なターゲットとしている読者層は、第1は経営学に関心のある社会人、つまり『一橋ビジネスレビュー』のメイン購読層と思われます。第2は、さらに絞り込んでMBAの社会人院生、つまり著者らが神戸大学のMBAコースで接している院生に代表されているということです。第3は組織の人事部門のスタッフや経営者層、第4はちょっと背伸びをしたい学部学生、ということになっています。
 元々が雑誌の連載ということもあり、各章で取り上げているトピックは適度なボリュームになっているので、第1のターゲットである社会人が通勤電車の中で読むのにもちょうどよい分量になっています。また、各章は学術的な(つまり教える方の都合での)観点からの章立てではなく、読む側の関心に沿った章立てをしているので、教科書的に端から読んで行くのではなく、人事評価、成果主義、コンピテンシー、モチベーション、キャリアデザイン、職務満足、リーダーシップなどのトピックのうちから関心のあるものを読んでいけばいいと思います。


■ 個人的な視点から

 本書にまとまる前の連載は、『一橋ビジネスレビュー』でポツリポツリ読んではいましたが、雑誌内の一連載として読むの場合とは相当違った印象になりました。もちろん大幅に加筆した部分もあるということですが、それ以上に、一冊の本として文脈の中で読むことで、組織行動論における、それぞれのトピックの位置づけが明確になるという部分が大きかったと感じます。
 『組織行動の考え方』というタイトルは、本書を実際に手に取るまでは何やら難しそうな印象を与えますが、組織行動論の考え方によってそれぞれのトピックを分析していく、というスタイルになっているのでハードルはそれほど高くありません。タイトルだけ見て食わず嫌いでOB(out of bounds)にしてしまうのは大変もったいない一冊です。


■ どんな人にオススメ?

 ・経営学に関心のあるビジネスマン、MBAの社会人院生、経営・人事スタッフ、学部学生。
 ・組織における個人のあり方に関心のある公務員。


■ 関連しそうな本

 ステファン・P. ロビンス (著), 高木 晴夫, 永井 裕久, 福沢 英弘, 横田 絵理, 渡辺 直登 (翻訳) 『組織行動のマネジメント―入門から実践へ』 2005年02月17日
 二村 敏子 (編集) 『現代ミクロ組織論―その発展と課題』 2005年03月26日
 金井 壽宏 『変革型ミドルの探求―戦略・革新指向の管理者行動』 2005年03月12日
 金井 寿宏 『リーダーシップ入門』 2005年03月31日


■ 百夜百マンガ

ウイングマン【ウイングマン】

 千葉県出身ということで。当時は鳥山明とドイナカ対決をしていました。確か、「駅の周りに大きな建物がないから家の窓から駅が見える」と言っていた駅は八幡宿駅だったような気がします。
 連載当初はアイデアが面白くてTVアニメ化もしましたが、連載が続くとダレてきた感じがしました。「ちぇいんぐ!」
 この作品には全然関係ないですが、内房近辺が舞台といえば、『木更津キャッツアイ』『五年生』くらいしか思い浮かばないです。

投稿者 tozaki : 2005年04月27日 06:00

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コメント

戸崎さんへ
高崎市の伊藤です。

戸崎さんが紹介してくれる本は、たいへん参考になっています。

地方在住だと、専門書が本屋に少ないことと、ネット購入では不安(お金に見合うだけの価値があるのか?)という点から躊躇しがちです。

でも、戸崎さんが読んで、よかったと思うのを、紹介してあるので、安心して買っています。

読書法も見習いたいところですが、なかなか真似できません。

ではでは。

投稿者 伊藤 : 2005年04月27日 19:59

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