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2005年04月17日

生き生きまちづくり 埼玉県志木市の挑戦

■ 書籍情報

生き生きまちづくり 埼玉県志木市の挑戦   【生き生きまちづくり 埼玉県志木市の挑戦】

  埼玉新聞社 (編集)
  価格: ¥900 (税込)
  埼玉新聞社(2003/11)

 本書は、市長や教育委員会の廃止などの特区構想や、職員を10分の1に削減する地方自立計画・行政パートナー制度など、次々と斬新な施策を打ち出しながら個性的なまちづくりを進めている埼玉県志木市の取り組みについて、行政改革と教育改革を中心に、埼玉新聞社の取材の中から再度編集しなおしたものです。
 本書は以下のような構成になっています。
・情報共有とまちづくり
・志木市市民委員会の1年(9つの部会長に聞く)
・志木・教育は変われる
・記者取材ノートから
・資料編
 新聞社の取材がベースになっているので、分析よりもまず事実を伝えることが中心になっているので、とても読みやすいものになっています。
 「志木市という名前は新聞で見かけたことがあるけど、どんな市なのかはよく分からない」という方は、気楽な気持ちで本書を手に取られてみてはいかがでしょうか。


■ 個人的な視点から

 私が志木市の取り組み(と言うよりもほとんど存在そのもの)を知ったのは、2年ほど前に、本書の編集協力者にも名を連ねられている、志木市役所の尾崎さんのお話を聞く機会があったことでした。
 事前には「カリスマ公務員」という噂を聞いていたのですが、お会いした印象は非常に謙虚な、そして信念を持った、普通の市役所の職員でした。特区などの、派手な構想や施策を次々と打ち出している改革の中心的存在ということなので、さぞかし型破りな性格や見た目の人ではないか、という事前の予想は見事に裏切られました。それと同時に、地域のあり方や自治体の役割は何か、ということを実直に考え、信念を持って行動することが、今の世の中では非常に型破りなことなのだとも思いました。
 その後、志木市に3度ほど伺って勉強会などに参加し、昨年は何度か志木市長の穂坂さんにお会いする機会にも恵まれましたが、市長のお話からも、実直に考え信念を持って行動する、という同じような行動理念を感じました。
 新聞記事から断片的に伝わってくる志木市役所の姿は、人によってはとてもエキセントリックに見えるかもしれませんが、当事者にお話を聞き、多角的に見るようになると、自分で真剣に考え行動する、という当たり前のことをしている結果に過ぎないと感じるようになりました。


■ どんな人にオススメ?

 ・「志木市」っていう名前はよく聞くんだけれどもどんな自治体なのかよく分からない、という人。
 ・自分や自分の組織にはこんな派手なことはできない、と思っている人。


■ 関連しそうな本

 南 学, 上山 信一 『横浜市改革エンジン フル稼動 中田市政の戦略と発想』 2005年04月13日
 北川 正恭 『生活者起点の「行政革命」』 2005年03月07日
 ジョン・P. コッター (著), 梅津 祐良 (翻訳) 『企業変革力』 2005年02月19日 


■ 百夜百マンガ

ミスター味っ子【ミスター味っ子】

 いわゆる「グルメマンガ」の中には、実際に食べてみたい、作ってみたい、と思うような「実用系グルメマンガ」と、登場人物たちは上手そうに食ってるけど正直美味しそうではない、技と驚きが全てでもはや味なんて関係ない、という「魔球系グルメマンガ」の2種類があると思います。
 『味っ子』も最初のうちは実用系な展開だったのですが、だんだん魔球系にシフトして行ったように感じます。『キン肉マン』や『ターちゃん』などのギャグマンガが格闘トーナメントマンガに引きずられて行くのと同じような力を感じます。

○実用系グルメマンガ代表作
 『クッキング・パパ』
 「王子の料理 肉じゃがやめろ!」

○魔球系グルメマンガ代表作
 『包丁人味平』
 『ミスター味っ子』

投稿者 tozaki : 2005年04月17日 11:00

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