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2005年05月05日
知的生産の技術
■ 書籍情報
梅棹 忠夫 (著)
価格: ¥777 (税込)
岩波書店 (1969/07)
本書は、35年以上前に出版された、個人的な情報処理の技術について書かれたものです。当時はパソコンもワープロも無ければ携帯電話もありません。しかし、本書に書かれている数々の情報処理の技術に古さ・陳腐さを感じないのは、人間の「記憶」という曖昧なものをいかに「記録」に変換するか、頭の中で断片的にぐるぐる渦巻いている考えをいかに文章化し、更なる思考につなげて行くか、ということは、ハード的な情報処理技術だけは格段に進歩した現代においても変わらぬ課題だからかもしれません
本書において、「知的生産」の中心に位置付けられているのが、著者が発案した「京大式カード」です。これは、B6版のカードに罫線が引かれただけのシンプルなものですが、著者は、常にこのカードを持ち歩き、様々な発見やアイデアをこのカードに書き込んでいきます。
「忘れるために書く」というのもインパクトがありますが、曖昧な記憶に頼らず、自分の脳の外に「外部記憶装置」を作ってしまう著者のアプローチからは、最新の情報機器を、メーカーの用意してくれた機能としてしか使いこなせていない我々にも、学ぶところが多くあるように思います。
■ 個人的な視点から
電車に乗っていたり道を歩いているときに限って、色々なアイデアがひらめきます。皆さんはそんな時どうしていますか。著者ならば鞄からサッと京大式カードを取り出して書き込むところだと思いますが、残念ながら、これまでに道端で京大式カードに書き込んでいる人を見かけたことはありません(というよりも京大式カードの現物を見たことがありません・・・。)。
私は携帯電話のメモ機能(スケジュール機能)を使っています。問題点は、後から見たときに「これは何が言いたいのか?」が分からないメモが結構あることです。特に、飲み会の帰り道に書いたメモは後から読んでもさっぱり分かりません。(^^;
目の前にコンピュータがあるときには、とにかく自分宛にメールを送っています。おそらく、私のメーラに最もたくさんメールを送っているのは自分自身ではないかと思います。内容は、思いついたアイデアであったり、ToDoであったり、ニュースのスクラップであったりと様々です。いくつかのメールアドレスを使い分けておくと、メーラで自動的に振り分けることができ、後から探し出す見当が付けやすくなります。
この自分宛にメールを送る、というのは、ホリエモンの本にも書いてありました。タイムマネジメントの基本的な習慣として、「自分にアポイントを入れる」というのがあるのですが、自分に対して仕事の発注メールを送っておくと、優先度や期限などがはっきりして整理がつきやすくなります。
■ どんな人にオススメ?
・自分は「知的生産」でメシを食っているという自負のある人。
・自分では「知的生産でメシを食っている」という意識は無いけれど、本当は自覚する必要のあるホワイトカラーの人。
■ 関連しそうな本
川喜田 二郎 『発想法―創造性開発のために』
板坂 元 『考える技術・書く技術』
中野 不二男 『メモの技術―パソコンで「知的生産」』
中野 明 『書くためのパソコン』
加藤 昌治 『考具―考えるための道具、持っていますか?』
■ 百夜百音
【パールトロン】 パール兄弟 オリジナル盤発売: 1987
先日、千葉市の川崎製鉄の工場跡地に新しくオープンしたショッピングセンターに行ってきました。昔は赤い「鋼鉄の炎」を吐いていた工場跡地がすっかり変わってしまったのを見て思い出したのが、このアルバムに収められている「TRON岬」という曲でした。「海だったよね この辺~」・・・って言っても海だったのは「10 years ago」ではなく何十年も前なのですが。
何しろ、千葉が歌に歌われることなんてめったにありません。ましてや、近未来的なカッコいいイメージで歌われたこの曲は大変貴重です。もし私が市長選挙に出るならば、マニフェストの冒頭には、市歌を「TRON岬」にして、ポートタワーを「トロンタワー」に改名します、くらいのことは書くかもしれません。せっかくなのでショッピングセンターの名前も「トロンシティ」にして、神経外科医学の集約地域にしてしまえば、世界中からギブソンファンやマトリクスファンが集まる聖地「Chiba City」になるかもしれないのに・・・。
この曲以外にも矢野顕子にカバーされた「世界はGO NEXT」など名曲ぞろいです。
残念ながら、現在は品切れになっているようですが、「世界は~」は最近発売されたベスト版で聴くことができます。
投稿者 tozaki : 2005年05月05日 10:00
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