2005年05月06日
パブリック・マネジメント―戦略行政への理論と実践
■ 書籍情報
大住 荘四郎 (著)
価格: ¥2,940 (税込)
日本評論社 (2002/01)
本書は、『経済セミナー』誌に2000年度に連載されたものをベースにまとめられた、パブリックマネジメントの体系的な理論書です。同様のテーマでの前著に当たる『ニュー・パブリック・マネジメント―理念・ビジョン・戦略』は、NPMの理論的背景などが解説された前半部分と、公会計などの各論が展開された後半部分とに分かれていて、NPMに関する論文集(実際に既存の論文を中心に編集されたものなので)という色彩が強かったです。しかし、本書は、もともとが同じ雑誌の一連の連載だったことに加えて、大幅に加筆されていますので、より体系的にNPMの姿を理解することができると思います。
まず最初の一冊として読もうという人向けのテキストとしては、前著よりも数段読みやすいものになっていると思います。各章のボリュームが揃っていますので、ゼミや自主勉強会で輪読する教材にするのにも向いているでしょう。
■ 個人的な視点から
本書の元になっていた『経済セミナー』の連載を毎月一生懸命読んだ記憶があります。当時は、NPMに関して体系的に記述されたテキストが国内ではほとんど無く、行政学や政治学、法学などの様々なバックボーンを持った研究者が断片的にNPMに関する批評や海外の研究の動向などを紹介する程度でしたので、「NPMとは壁のようなものである。」、「いや紐のようなものである。」という「群盲象を撫でる」ような情報があちこちに飛び交っていて全体像がつかみにくい状況でした。
そんな中にあって、1年分の連載のボリュームがまとまったものは大変貴重でした。断片的な情報を拾い集めていた当時に比べて、本書から読み始められる人はどれほど幸せだろうと思います。
■ どんな人にオススメ?
・NPMについて体系的に理解したい人。
■ 関連しそうな本
大住莊四郎 『ニュ-・パブリック・マネジメント 理念・ビジョン・戦略 』 2005年01月23日
Ewan Ferlie, Lynn Ashburner, Louise Fitzgerald, Andrew Pettigrew 『The New Public Management in Action』
山内 弘隆, 上山 信一 (編著) 『パブリック・セクターの経済・経営学』 2005年03月01日
デビッド オズボーン, テッド ゲーブラー 『行政革命』 2005年01月22日
■ 百夜百マンガ
連載開始は1989年!
ということは、平成になってからのOLの進化がこれを読めば分かる・・・かどうかは分かりませんが、生活感溢れる観察は森下裕美に続いて社会面の新聞四コマに登場しても人気を取れるんじゃないかと思います。
それにしても四コマ漫画家がどうやってアイデアを整理しているのか、ぜひ見てみたいです。「このくらい誰でも思いつく」という小ネタであっても、週に何本もそのネタを調理し続けるのは簡単なことではありません。まさに職人芸!
投稿者 tozaki : 2005年05月06日 06:00
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【OL進化論】