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2005年07月23日
コンピュータのきもち 新教養としてのパソコン入門
■ 書籍情報
山形 浩生
価格: ¥1,575 (税込)
アスキー(2002/09/18)
本書は、私たちが普段使っている「コンピュータ」(この文章も多くの人がコンピュータのディスプレイで読んでいるものと思います。)について、使い方などのハウツーの部分ではなく、「コンピュータとは何か」というところから解説したものです。
内容は、キーボードなどの入出力装置やOSの役割、ネットワークやプロトコルの話など、「情報」の授業で言えば最初の概論のような話が中心になりますが、各章が独立したコラム(というよりも元々は『アスキー・ドットPC』という雑誌に連載されたものなのですが)なので、細切れの時間でも切りよく読むことができます。
副題の「新教養としてのパソコン入門」というほどはパソコンは出てきませんが、教養(というより雑学)的な読み物として読んでおくと、ハウツーものの多い入門書を複眼的に読めるのではないかと思います。
■ 個人的な視点から
本書は「コンピュータのきもち」というタイトルがついていますが、面白いのは、自分がコンピュータの身になって考えてしまう「オタク」の考え方や、コンピュータを擬人化して考えてしまう人が多い、ということです。つまり、コンピュータに「きもち」がないのは分かっていても、まるで「きもち」があるかのように考えてしまうということです。
例えば、コンピュータはまるでモニターという「窓」を通じて我々とコミュニケートしているかのように錯覚してしまうこと(マックス・ヘッドルームじゃあるまいし・・・)、モニターの中にまるで「部屋」があるかのように奥行きを感じてしまうことなどは、普段は意識していなくても、「言われてみれば確かに・・・」という感じがします。
この辺りのことは、紹介されている『人はなぜコンピューターを人間として扱うか』などに書かれているようです。
そこまで擬人化していなくても、コピー機やFAXの動作が遅いときと、自分が使っているパソコンの動作が遅いときとではイライラする度合いが異なるような気がします。これも愛着の裏返しなのかも知れません。
■ どんな人にオススメ?
・コンピュータに名前をつけちゃうような人。
■ 関連しそうな本
坂村 健 『痛快!コンピュータ学』 2005年07月02日
相田 洋 『電子立国日本の自叙伝』
バイロン リーブス (著), クリフォード ナス (著), 細馬 宏通 (翻訳) 『人はなぜコンピューターを人間として扱うか―「メディアの等式」の心理学』
■ 百夜百音
【空手バカボン ナゴムコレクション】 空手バカボン オリジナル盤発売: 2005
大槻ケンヂとケラリーノ・サンドロヴィッチらによる自称テクノユニットです。YMOの曲に合わせて「てくの~てくのらいでぃーん~」と歌ってしまうところが有名ですが、他にも迷曲ぞろいの才気溢れる作品です。
8月に再発するらしいので要チェック。
関連CDは大槻&内田の「まんが道」です。
投稿者 tozaki : 2005年07月23日 12:00
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