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2005年07月29日

まちづくりの実践

■ 書籍情報

まちづくりの実践   【まちづくりの実践】

  田村 明
  価格: ¥735 (税込)
  岩波書店(1999/05)

 本書は、平仮名の「まちづくり」という言葉の定着に大きな意味を持った、同著者による前著『まちづくりの発想』の続編として位置づけられ、多くの実例を挙げることによって「まちづくり」の実際をイメージしやすくすることを目的に、前著のフォローアップとして書かれたものです。
 内容的には、一部前著と重複する部分もありますが、「まちづくり」という考え方を紹介することを中心に書かれていた前著に対して、実例が中心になり、実際にまちづくりに取り組んでいる人や、これからまちづくりに取り組みたいと思っている人にとっては、本書の方がより伝わりやすいのではないかと著者は述べています。
 構成としては、なぜ「町づくり」や「街づくり」ではなく平仮名の「まちづくり」なのか、「マチ」とは何か、などといった基礎知識的な解説部分を最低限度に抑え、とにかく日本中のまちづくりの実践事例を、それに取り組むキーパーソンの実名入りで、ドンドン紹介しています。
 本書で取り上げている事例には、他にも色々なところで取り上げられている超有名な事例もあれば、今となってはすっかり忘れされられてしまったようなマイナーな事例もありますが、これからまちづくりに取り組みたいと思っている人にとっては、優れた道標になる「まちづくり事例集」ではないかと思います。


■ 個人的な視点から

 一昨日紹介した『都市ヨコハマをつくる―実践的まちづくり手法』が面白かったので、昨夕ブックオフで本書を買い求め、一気に読んでしまいました。本来ならば、1987年に出版された前著『まちづくりの発想』を先に読んでから本書を読む、というのが「理論編→事例編」という順序なのかもしれませんが、事例中心の本書の方がとっつきやすいので、本書を先に読んだことは結果的には良かったかもしれません。
 本書では、日本中の様々なまちづくりに取り組まれているキーパーソンが紹介され、さながら田村人脈のショーケース的な趣もありますが、本書から伝わってくる「まず、動いてみること」の大切さというメッセージをそのまま受ければ、著者である田村氏にぜひ会ってみたくなり、また、自分がやりたいことと同じようなテーマや取り組み方をしているキーパーソンにぜひ連絡をとって現場を見ながらお話をしたくなってしまいます。


■ どんな人にオススメ?

・現に「まちづくり」に取り組んでいる人。
・これから「まちづくり」に取り組んでみたいと思っている人。


■ 関連しそうな本

 田村 明 『まちづくりの発想』
 田村 明 『現代都市読本』
 田村 明 『都市ヨコハマをつくる―実践的まちづくり手法』 2005年07月27日
 木佐 茂男, 逢坂 誠二 (編集) 『わたしたちのまちの憲法―ニセコ町の挑戦』 2005年03月25日


■ 百夜百マンガ

ツヨシしっかり2しなさい【ツヨシしっかり2しなさい 】

 パワフルな母さんや姉さんに「ヤクタタズ」扱いされている大変地味な主人公が、実は影では何でもテキパキこなしちゃうスーパーマン。家庭版「山口六平太」みたいなこの作品は、TVアニメ化もされた『ツヨシしっかりしなさい』の続編です。でもどこが面白いのかよく分からない・・・。

投稿者 tozaki : 2005年07月29日 07:00

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