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2005年08月23日
CHO―最高人事責任者が会社を変える
■ 書籍情報
金井 寿宏, 守島 基博(編著), 原井 新介, 須東 朋広, 出馬 幹也(著)
価格: ¥2,940 (税込)
東洋経済新報社(2004/05)
本書は、2003年度に20回開催された約100社の人事関係者によるCHO(チーフ・ヒューマン・オフィサー)研究会の成果をベースに、人事と経営という視点を世に問うべく出版されたものです。
構成としては、編著者の2人が巻頭と巻末に、「第1章 これまでの人事からこれからの人事へ」、「第2章 これからの人事がもたらすべきもの:CHOの役割」(以上金井)と「第8章 人材マネジメントのバリューチェーンとCHO」(守島)を執筆しています。若干総論的な感じがしますが、より深く読みたいと思った方は、『会社の元気は人事がつくる』や『組織行動の考え方』等に読み進んでもいいでしょう。本書の中核部分は3人の著者らによって分担して執筆されていますが、主として人事部分や組織風土への関心が強い原井氏のパート(第3章~第4章)と、それ以外の2人のパート(第6章、第7章)とのギャップが大きいように感じました。もう少し「相互乗り入れ」的な叩き合いによる編集があったほうが読みやすいものになったのではないかと思います。
個別に見ると、第3章で挙げられている様々な人事施策への評価、「警察人事/放任人事」、「問答無用人事/鎖国人事」などや、第7章で挙げられている
人事担当者や経営者にとってはヒントがたくさん含まれているのではないかと思います。
■ 個人的な視点から
「CHO」という概念自体が多角的に見ることができる部分があるためかと思いますが、「群盲、象を撫でる」の話のように、編著者を含め、「それぞれが色々なことを言っている」ように伝わってしまうのはもったいないかもしれません。「CHO」をキーワードにした論説集的なものになってしまい、一冊の本としての一体感が弱いように感じました。各章でそれぞれ書かれている内容はそれなりに面白いものがあっただけに残念なところです。
逆に、同じ原井氏の著作である『キャリア・コンピテンシー・マネジメント』は、著者のメッセージが全編を貫かれていて非常に読みやすかったと記憶しています。この辺りは、企画段階での打ち合わせや編集者の力量が現れる部分なのかもしれません。
■ どんな人にオススメ?
・人事関係者や経営者
■ 関連しそうな本
原井 新介 『キャリア・コンピテンシー・マネジメント―どうすれば人材のミスマッチは防げるのか』
金井 寿宏, 高橋 潔, 守島 基博 『会社の元気は人事がつくる―企業変革を生み出すHRM』
金井 寿宏, 高橋 潔 (著) 『組織行動の考え方―ひとを活かし組織力を高める9つのキーコンセプト』 2005年04月27日
守島 基博 『人材マネジメント入門』 2005年04月18日
■ 百夜百マンガ
小学校の学習雑誌に連載していました。「おはよう姫子」というのもありましたが、どちらかが私が生まれて初めて読んだ少女漫画ということになるでしょう。「あさりちゃん」は少女漫画のカテゴリーに入るか不明ですし。
投稿者 tozaki : 2005年08月23日 07:00
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【うわさの姫子 】