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2005年08月18日

Google―なぜグーグルは創業6年で世界企業になったのか

■ 書籍情報

Google―なぜグーグルは創業6年で世界企業になったのか   【Google―なぜグーグルは創業6年で世界企業になったのか】

  嶋田 淑之, 中村 元一
  価格: ¥1,680 (税込)
  毎日コミュニケーションズ(2004/12)

 本書は、1998年に創業以来急成長を続け、2004年8月19日(ちょうど1年前の明日)にナスダックに上場、フォードやGMを超える時価総額となったGoogleの成長の秘密を解き明かすものです。と言っても、本書を読めば誰もが同じように「ストックオプションでお金持ち」になれるというものではありませんし、第二のGoogleをつくることができると言うものではありません。あえて言えば、戦略論の立場からGoogleを見る、といった本だというところでしょうか。
 本書は二人の著者の手によって執筆されていますが、まえがきによると、第1章から第6章までが読み物的なGoogleの紹介編、第7章~第8章が理論編とされています。おそらく、6章までが嶋田氏、7章以降が中村氏という構成なのではないかと推測されます。
 第1章が「Googleの基礎知識」的な会社概要で、個人的には「google」の語源が10の百乗を表す「googol」をもじったものであることを初めて知りました(ちなみにgoogleで「googol」という言葉を検索すると「計算機能」によって「1 googol = 1.0 × 10^100」であることが表示されます。)。

「グーゴル - Wikipedia」

 第2章は、Googleの日本法人で働く社員へのインタビューをベースに書かれています。「朝早く出社して夕方からはスポーツに打ち込む」「職場ではマッサージが無料でお菓子が食べ放題」など社員の生活が紹介され、アマゾンのカスタマー・レビューで最も酷評されている章でもあります。しかし、キャリアデザインやワーク・ライフ・バランス、組織風土の問題に関心のある人にとっては、ヒントになる事柄が詰まっているのではないかと思います。
 第3章から第6章までは、雑誌記事などにあるような「ビジネス読み物」的なGoogleの紹介がされています。個人的に「へえ~」と思ったのは、「Google Labs」(ヘビーユーザーによる実験場)、「統制の行き届いた創造性」、「20%ルール」などでした。
 第7章~第8章は、戦略論の立場から見た、Googleのコンピタンス分析と戦略課題の分析です。こちらは一転して教科書的な内容になり、実務の人は関心が湧かないかもしれません。戦略論のゼミでGoogleを取り上げた、というイメージでしょうか。
 事前に大きな期待を持って読むと肩透かしを食らうかもしれませんが、図書館や古本屋で入手してパラパラと読む分には「Google雑学+アルファ」的に読んでも面白いと思います。


■ 個人的な視点から

 Googleに初めて出会ったのは2000年の日本語対応が始まった頃ではないかと思います。ゴッゴル。9月12日に正式に日本語版サービスがスタートしていますが、夏ごろに2ちゃんで紹介されていたベータ版を使って、その検索能力の高さに驚いたものです。それまでは、Infoseekを使っていたのがGoogle一辺倒になりました。ゴッゴル
 Googleで気に入っているところは、人気の高いコンテンツが上位に表示される点はもちろんのこと、キーワードの絞り込み方が知能パズル的な部分です。適切な組合せで、一発でスパッと10個以内の検索結果が表示されたときは「やった!」という気持ちになります。ゴッゴル
 なお、Googleの登場で、SEO(検索エンジン最適化)というサービスが脚光を浴びることになり、現在のビジネスブログの盛り上がりもそんなところから来ているようです。ゴッゴル


■ どんな人にオススメ?

・Googleを使っている人。


■ 関連しそうな本

 ゲイリー ハメル, C.K. プラハラード (著), 一條 和生 (翻訳) 『コア・コンピタンス経営』 2005年02月09日
 中村 元一, 嶋田 淑之, 崔 大竜 『43の図表でわかる『戦略経営』』
 小川 浩, 四家 正紀 , 上田 一吉 『ビジネスブログブック』
 齋藤 伸也, 小暮 正人 『ビジネスブログのつくりかた 集客・営業・顧客サポートまでこれひとつ!』
 井口 稔, Su‐Jine 『ネットの中心でゴッゴルと叫ぶ?』
 津田 大介 『ググる―検索エンジンGoogleを使ってネット上の情報を検索すること』


■ 百夜百マンガ

GUGUガンモ【GUGUガンモ 】

 現在では『ギャラリー・フェイク』などのストーリーもので有名な作者も、初期の頃はコメディを書いてました。
 合唱の練習で「朧月夜」を歌う回で、曲名を間違えて「菜の花畑」と紹介してしまい、翌週号にお詫びが載ってました。「小さい秋」と逆のパターンで間違えやすいですね。

投稿者 tozaki : 2005年08月18日 09:00

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