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2005年10月16日

取材学―探求の技法

■ 書籍情報

取材学―探求の技法   【取材学―探求の技法】

  加藤 秀俊
  価格: ¥693 (税込)
  中央公論新社(1975/01)

 本書は、新聞記者に限らず、主婦にとってもサラリーマンにとっても、そして学生にとっても仕事の基本である「取材」という行為、すなわち情報を仕入れ、それを取りまとめ、分析し、判断する行為について、その実践的な技法を中心に紹介しているものです。
 具体的には、図書館の正しい使い方から始まり、リファレンス・ブックや索引、雑誌記事検索の具体的な使い方を示すとともに、日本の教育において、そのような情報を使う技術がきちんと教えられていないことを指摘しています。また、限られた時間を有効に使うための「見出し読み」によって新聞を読むことの効用や、本や統計資料の探し方、一次資料の重要性など、文字の世界での「取材」の技法が集約されています。
 他に、「耳学問のすすめ」として、「もの知りにきく」こと、すなわち現代で言えば「Know Who」の重要性や、インタビューの技法、対談の面白さなどが語られています。また何よりも「現地をみる」ことの大切さを強調しています。現地に行ってみなければ、「情報としての風物」は分からない、実際にフィールドに立たなければ何も書けない、と述べています。特に、社会学者として、農村でのインタビューを専門にしている著者のインタビューに対する重点の置き方は、大変参考になります。


■ 個人的な視点から

 最近ネットワーク論やコミュニケーションとかの社会学系の本棚(図書分類で361番台)を読むことが多いのですが、ネットワーク論でもインタビューを重視してますし、経営学でもアンケートとインタビューは重要な手法です。一度きちんと身に付けておきたいですが、そんなセミナーとかあるのでしょうか。
 また、現代で言えば、よく使い方を知らないままGoogleの使っている人の時間の無駄も大変なものではないかと思います。個人的には、検索結果が200件を超えるようだと何らかの追加条件を入れないと目当ての情報には近づけないのではないかと思います。例えば、特定の項目を「含まない」条件として「-」を追加(または検索オプションで指定)すれば、何十回も「次へ」をクリックせずに済みます。
 また、標準では10件ずつしか表示されない検索結果も、アドレスバーの末尾に「&num=100」を加えるか検索オプションで指定すれば、100件分表示することができます。
 これらも現代の「取材学」で学ぶべき内容ではないかと思います。本書が出版されたのは今から30年前ですが、現代版『取材学』の出版も待たれるところです。誰か書いてみませんか。


■ どんな人にオススメ?

・日々「取材」を行っている主婦やサラリーマン。


■ 関連しそうな本

 梅棹 忠夫 (著) 『知的生産の技術』 2005年05月05日
 中野 不二男 『メモの技術―パソコンで「知的生産」』 
 板坂 元 『考える技術・書く技術』
 渡部 昇一 『知的生活の方法』 2005年10月09日


■ 百夜百音

POPCONシングルコレクション80's【POPCONシングルコレクション80's】 オムニバス オリジナル盤発売: 2005

 一発屋アーティストを語る時には外すことができないのが「完全無欠のロックンローラー」を歌ったアラジンですが、他にもブレスの間隔に合わせて洗面器に顔をつけてみた「ふられ気分でRock'n'Roll」のTOM☆CAT(真ん中に☆が入ると「つのだ☆ひろ」みたいです。)や「顔が嫌い~顔が嫌い~」を歌ったコンセントピックスなど、一発屋アーティストおよびそれ未満のアーティストが満載です。
 ポプコン入賞者のその後の人生を追ったドキュメンタリーとかあったら読んでみたいですね。


『POPCONシングルコレクション70's』POPCONシングルコレクション70's

投稿者 tozaki : 2005年10月16日 11:00

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