大住莊四郎(新潟大学教授) 編著


NPM(ニュー・パブリック・マネジメント)・行政経営の理論、
行政評価、民営化、PFI、公会計改革、事業評価そして
改革へのアプローチを行政経営の観点から紹介!!

はじめに(抜粋)

行政実務の現場からはNPM(ニュー・パブリック・マネジメント)や行政経営について分かりやすく実務への適用までを扱った体系的な解説書が少ないという指摘も多い。行政経営への転換がすべての行政機関に求められている昨今の状況では、これらのニーズに的確に対応することが急務である。このような観点から、本書はN P M や行政経営をその理論や考え方にあわせて実務への適用まで扱った体系的な解説書を意図してまとめたものである。NPMや行政経営の考え方にはじまり行政評価、民営化、P F l、公会計改革、事業評価に及ぶ主な領域や改革アプローチを行政経営の観点からその位置づけ・重要性・適用への手順などについて包括的にまとめるとともに、先行している米国の行政経営の現場を紹介した。行政経営に必要不可欠とされる基礎的な知識をキーワード50に集約し、見開きで図表とともに解説を付した。なお、キーワードごとに要約を示しているので、多忙なかたはこれをみることでおよその内容を理解できるであろう。また、各章はほぼ独立した構成になっており、必要な章あるいはキーワードのみを選択して「つまみ食い」をしてもよいように考えた。その意味では、本書は行政経営に関する大学や大学院の副読本はもちろん、行政実務のかたがたの研修賃料あるいは手引き書としての活用に供することができればと考えている。

● A5判
● 200ページ
● 定価1890円
  (本体 1800円+税)


行政経営の基礎的知識を50のキーワードに集約。


ご注文・お問い合わせは:東京法令出版まで

〔メールによる注文および書籍に関する問い合わせ〕
    order@tokyo-horei.co.jp

<目次>


第1章  パブリック・マネジメントとは (大住莊四郎)
ニュー・パブリック・マネジメント理論とは?
マネジメントサイクルの導入
NPMの本質
パブリック・マネジメントの理念型
ニュー・パブリック・マネジメントのタイプ


第2章  行政評価の進め方 (玉村雅敏)
行政評価とは何か
「目標管理システム」としての行政評価
行政評価で用いる数値指標
  (1) 状態指標
  (2) 分析指標・説明指標
政策体系の整理と行政評価
行政評価の類型
行政評価の準備プロセス
行政評価の進め方
  (1) 現状分析と到達目標・評価指標の設定
  (2) 行動計画の立案と成果測定
行政評価の留意点


第3章  民営化 (稲沢克祐)
民営化とは何か
英米の民営化 −NPMの体現−
民間委託
イギリス地方自治体の強制競争入札
アメリカ地方自治体の民問委託事例
  −市場化、外部委託基準、広域自治体への委託−
民間委託導入における留意点
脱国有化(完全民営化)
規制緩和
その他の民営化手法
  −バウチャー、補助金、フランチャイズ−


第4章  PFI (古澤靖久)
PFIとは
PFI事業の対象
PFIの位置づけ
バリュー・フォー・マネー
VFMテスト −VFM達成のメカニズム−
リスクの特定・分担・移転
PFI事業の実施プロセス
  (1) 公募前のプロセス
  (2) 公募のプロセス
PFI事業の成立条件(3者の利害の一致が必要)


第5章  地方自治体の公会計改革 (石原俊彦)
地方自治体会計の現状と課題
三重県のマトリックス予算
臼杵市の貸借対照表
福岡市の連結貸借対照表
貸借対照表作成の自治省指針
大阪府の時価主義貸借対照表
尼崎市の事業別コスト計算
静岡県の事務事業執行評価表
VFM 監査
予算編成支援型の自治体会計システム


第6章  事業評価 (田尻慎太郎)
政府と企業
事業評価の意義
便益と費用
費用便益分析の根拠
費用便益分析の手順
費用便益分析の評価基準
主な非市場評価手法
効率性と公平性
公共事業評価制皮
事業評価の未来


第7章  米国パブリック・マネジメントヘの誘い (井上英之)