« 北海道夕張市、財政再建団体指定を申請へ…市長表明 | メイン | 総務省、自治体の一時借入金を全国調査へ 夕張市「倒産」 »
2006年06月20日
夕張市への融資みずほ最多の100億円
朝日新聞の記事によると夕張市への融資先の融資額が判明した。
それによると一番多いのはみずほ銀行の100億、民間企業が手放した2つのホテルを市が買い取る際につきあいができたようだ。
指定金融機関の北洋銀行が約30億円弱
北海道銀行はほぼゼロだった。
そのほか、
北海信用金庫(旧夕張信金と合併)が70億円強
空知信用金庫が40億円強
北海道信用農業協同組合連合会(北信連)が30億円強
これで270億円、内訳は分からないが、一時借入金といわれる約292億円の相当部分を占めることになる。
公営企業年鑑に出ていた夕張市立総合病院の一時借入金、平成16年度末の約39億円+α(おそらく医師不足の影響で1~2億円を軽く上回る金額)が夕張市本体の一時借入金約292億円に含まれているかは不明である。また、その借入先はどこか分からない。
なお、企業債については、病院の財務状況が悪すぎることから、起債が認められず、平成16年度末で、5億9945万円しかない。
これ自体は一時借入金に比べれば少ない。
一時借入金については、これまで貸し付けていた銀行がこれ以上の貸し付けを行うことは難しいであろう。
現金が全くなく、一時借入金だけで存続している市立病院は、一時借入が止まった時点で機能停止せざるを得ない状況にある。
地域医療を停止しないためにも、病院だけ限定した緊急貸し付けが必要であろう。
(北海道ぐらいしか緊急の貸し付けを行える組織は考えられないのだが、果たして行うか?)
緊急貸し付けを受ける場合、貸し付けを受けて当然ということではなく、職員給与の大幅カットなど、病院自らを厳しく律する必要がある。
その上で、経営形態を含めた、市立病院の運営そのものを抜本的に見直す必要がある。
全ては、必要な医療を維持するためである。
そう早くないうちに、市立病院の資金繰り問題が顕在化するものと思われる。
朝日新聞2006年06月20日
http://mytown.asahi.com/hokkaido/news.php?k_id=01000000606200004
朝日新聞2006年06月20日
《夕張ショック》みずほ、最多100億円
■融資額 地元は敬遠気味
巨額の負債を抱えた夕張市が、自治体の倒産にあたる「財政再建団体」に移行することを決めた問題で、同市の金融機関からの借入金(05年度末)の概要が19日、わかった。
大手都市銀のみずほ銀行が最も多く約100億円で、同市の指定金融機関である北洋銀行は約30億円弱、北海道銀行はほぼゼロだったとされる。
企業向け貸出が伸び悩む中でリスクゼロの自治体向けにメガバンクは積極的になった。一方で、炭鉱閉鎖の影響を肌で知る北洋銀行など地元大手は、敬遠していたとみられる。
関係者によると、みずほ、北洋、道銀以外の主な借り入れ先とおおよその金額は、北海信用金庫(旧夕張信金と合併)が70億円強、空知信用金庫が40億円強、北海道信用農業協同組合連合会(北信連)が30億円強など。
夕張市の財政問題では、短期のつなぎ資金として金融機関から融資を受ける「一時借入金」の残高が大きく膨らんだことが問題となった。06年3月末時点で約292億円で、02年3月末の約180億円から4年間で約112億円増えた。
今回判明した借入金額は、問題となった「一時借入金」を含むものとみられる。
みずほが最大の借入先となった背景には、同市内の「ゆうばりホテル シューパロ」と「ホテル マウントレースイ」(スキー場を含む)の二つのホテルを、最終的に市が買い取る過程で、所有していた松下興産(現・MID都市開発)が市側にみずほグループの信託銀行を紹介をしたことで、市とのつながりができたことがあるようだ。
資金繰りに苦しんでいた夕張市と、民間企業の不良債権処理に苦しみ、リスクゼロの自治体融資を歓迎するみずほ側との思惑が一致したとみられる。
金融庁によると、自治体向けの貸し出しは、一般向けのように「要注意先」などのリスク管理の分類はされず、すべて「正常債権」の扱いになるという。
「自治体が破綻(は・たん)してしまうという前提はない」(同庁検査局)ためだ。貸出先が財政再建団体になっても債権放棄は求められない。第三セクターへの融資は一般向けと同じ扱いになる。
借入の内訳について同市は「借り先の承諾がいるのですぐに公表はできない」。一方、みずほや、北洋、北海信金、北信連は「取引先のことについては答えられない」などとしている。
みずほは「一般論として、地方自治体も一般企業向けと同様にリスク管理をしている。無条件に貸したりしない」と話す。道銀は「10年以上前から夕張に支店がなく、同市とは付き合いは薄い」。空知信金は19日夜までに返答がなかった。
投稿者 伊関友伸 : 2006年06月20日 17:10
コメント
1月14日の朝日新聞、トップ。日航に2000億円。の記事。
3月に、転換社債1000億、今後4年間に機体更新費用7500億円。その、条件が、リストラ。リストラでの退職金はどれほどになるのでしょうか。もし、夕張の年金手続きを仮に特定一行あてで振込みをすることを条件にしたなら、年金は必ず振り込まれるものです。箱物行政などと違い、博打のない健全な融資と企業イメージの向上にはなりませんか?政策投資銀行はそもそも、北海道東北を対象とした政府金融機関だったのではありませんか?夕張に残る人たちが自分たちの力で立ち上がるには年金の取引行、公共料金の口座窓口など個人の力の団結ではないでしょうか?
投稿者 jannku : 2007年01月15日 13:30
>リスクゼロの自治体融資を歓迎するみずほ
政府の方針も私たちには理解できない。
みずほ銀行に自宅を競売にかけられています。きっかけはバブル時代に相続税対策として、リスク説明なしに年収の300倍超を提案融資されたことです。また名義人は90歳で存命中で、相続は発生していません。
是非、この件に関してブログなどで取り上げていただけると幸いです。
http://ginkouhigai.com/
投稿者 みずほ銀行被害者の会 : 2007年10月16日 00:17