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2006年07月16日
バイオフューエルでパリ・ダカ参戦
片山右京氏が客員教授を務める大阪産業大学とトヨタが共同開発、廃食用油からつくったバイオディーゼルを燃料とする車でパリ・ダカールラリーに出場するという。
http://www.osaka-sandai.ac.jp/koho/topics/t92.html
なかなかいいニュースだと思う。
廃食用油は食品製造業などから多量に排出されており、従来から飼料や肥料、せっけんなどにリサイクルをされてきた。近年では燃料化などの需要も増加し、有償で取引されることも増えてきたようだ。
このような需要がますます増加すれば、廃食用油が資源としてもっと見直される時期が早まる。
廃食用油の排出は、産業系で40万トン、うち約半分が回収されている。また、家庭系では20万トンが排出といわれている。家庭系の廃食用油のリサイクルはほとんどすすんでいない状況だ。
家庭系においていえば、大阪府内で平成14年度で廃食用油が行政回収されていたのは、岸和田市と豊能町だけである。他の揮発油などを混ぜない、漉し取った油のみを持ち込むなどのルールの徹底が必要だが、豊能町では1拠点あたり月3千円余りの委託料で回収処理ができているとのことだった。行政は回収業者が設置するタンクの場所を提供し、住民に周知をする。ルール違反を防ぐための多少の監視は必要だが現在のところ大きな事故はない。自治体にとって、まずは1箇所、拠点を設けてみる、というのもそれほど難しいことではないはずだ。
先日世田谷区自由が丘でサンクスネイチャーバスというのを見かけた。
http://www.thanksnaturebus.org/index.htm
これはNPO法人が運営するコミュニティバス事業で、バイオディーゼルで運行している。サポータの会費だけで運用されておりだれでも無料で乗ることができるという。
個人サポータの会費は年6千円。よく利用する人なら非常にお安い年間定期代だ。
廃食用油はペットボトルに詰めて持ち込む形式。
何にどのように役立つかが目に見える、そして実際に利用できる。
循環型社会は、決して「風が吹けば桶屋が儲かる」仕組みではなく、わかりやすさが人々の行動を生み出し自然に持続していくものだというのを、まさしく目にしたような気がした。
大阪産業大学の取り組みも、回収拠点に事業系が紛れ込むのではないか、というような自治体のちまちました心配を払拭するような社会的なインパクト(有償化による廃食用油リサイクルの高度ビジネス化)に、いずれつながることを期待したい。
投稿者 kamimaki : 2006年07月16日 13:49
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