« ご連絡をお願いします | メイン | 羊のいる川 »

2008年01月13日

品切れ

大阪市は14日から、透明袋に限ってごみ収集することにした。我が家では半年ほど前から透明袋に変えていたので逆に注意してなかったのが仇になった。あらそろそろ切れる、と透明ごみ袋を買いに出たらスーパーに一枚もない。しょうがないので通常の半分のサイズの袋を買ったが補給はいつになると聞くとわからないという。

大阪市役所が何か一方向に動くと品切れが起きる。
いつかも学校給食で警鐘を発したが、大阪市内の学校給食を完全一元化すると市場がくずれる。合理化するとしても規模の適切さは重要な課題である。

今回は工業製品なので十分前もって周知が図られればまあこうした事態はないのだろうと思っていた。
しかしやはり直前まで切り替えがすすんでいたわけではなかった。あわてて買いに走った主婦が大勢いたのだろう。

それでも一切の透明ごみ袋が姿を消したわけではないからもうしばらく我慢したらいい。ちょうどいい機会なので、さらなるごみの減量に取り組むにはと考えたが、肉や魚の量り売りをしている市場の時間と自分の終業時刻があわない。我が家ではやはりトレー、容器包装が一番多いごみだ。

ところで品切れというと、今日たまたま阪神百貨店にいくと昆布の神宗(かんそう)が閑散としている。
北海道の昆布が不漁のため品切れなのだという。
http://www.hanshin-dept.jp/shop/category.vm?_categoryId=2501

年始に塩昆布を頂戴したのでまったく気がついていなかったが、11月にはすでにこうした品切れの状態の報道があったようだ。
以下産経
-------------

「大阪の味」ピンチ 北海道産昆布水揚げ過去最低
 昆布の人気が高い大阪で、高級昆布商品の不足から、小売業者が販売休止を予定したり値上げに踏み切るなどの“異変”が相次いでいる。国内生産9割を占める北海道で、今年の水揚げ量が過去最低となる見込みだからだ。特に最高級とされる天然白口浜(しろくちはま)真昆布は例年の1割に満たない50トン以下に。価格は、昨年に比べキロあたり1000円以上高騰し、6000円に迫る勢いで、鍋や歳暮、お節といった需要期の食卓を直撃しそうだ。

 真昆布は、道南の函館市から室蘭市にかけ採れるものを指す。中でも函館市の南茅部(かやべ)地区周辺産は白口浜と呼ばれ、くせのない甘口のだしがとれるため特に大阪で人気が高い。

 「7月20日からの今年の漁は、初日の45分で終わりました。それも所属する漁船280隻のうち、代表24隻しか出していません。何十年も経験のある漁師も、ここまでひどいのは初めて」

 南かやべ漁協尾札部支所の坂本敬二支所長(54)はこう嘆く。昨年10月7日、道南を低気圧が襲い、岩盤に吸着する天然昆布は大しけで9割以上が流され、壊滅状態となった。

 白口浜でも最上位の質と量を誇る尾札部では、例年約30トンある天然物の漁獲量が、今年は500キロほど。南茅部全体でも例年の約600トンから50トン以下に落ち込んだ。

 「昆布は1年ごとに豊漁、不漁を繰り返す。今年はもともと不作にあたる年だったが、予想を上回った」と坂本支所長は話す。

 低気圧の影響は南茅部にとどまらず、同じ昆布の産地、日高や釧路にも及んでおり、北海道水産振興課によると、道全体で例年2万トンを超える漁獲量が、今年は1万7000トンにとどまり、過去最悪だという。

 昆布は輸入が自由化されていないため、外国産の輸入量は2200~2300トン程度。このため北海道産が、昆布全体の価格を左右し、天然白口浜真昆布だけでなく、道産昆布全体でも卸値で2倍をつけるものも出ているという。

 こうした事態に、白口浜真昆布を原料にする塩昆布やつくだ煮で知られる老舗「神宗(かんそう)」(大阪市)は、来年1月から高島屋泉北店など3売り場を休止することを決定。さらに昆布(角切り)を使った単品商品などの販売を一時中止することも決めた。

 一方長池昆布(同)では、今月から全商品を1割値上げした。主力商品は2年分のストックがあるためすぐに影響はないという。

 しかし野元次郎社長(57)は「一部の商品は年末までもたない。売り切れたら欠品にせざるをえない。一時的な不漁ならいいが、海水温などと環境と関係があるのかもしれない。来年も心配だ」と話すなど、当面業界の不安は払拭(ふっしょく)されそうにない。

 (2007/11/06 15:00)

------------

昆布は北海道でとれるが、大阪はかつての蝦夷と琉球を結ぶこんぶロードの中心点である。
http://www.kombu.or.jp/power/history.html
当然このサイトを運営している日本昆布協会も大阪駅前ビルにあるくらいだ。
昆布が大阪で品切れしていて買えない、というのはなんというか落ち着かないものを感じる。

ところで昆布は輸入割当制度の対象品目であり貿易上自由化されていない。
とはいえ近年この自由化をめぐっての国際的な議論に火がついているという。
外国産の昆布がなんの歯止めもなく輸入されるようになれば、日本の昆布漁業は立ち行かない、そんなことも耳にする。

大阪のこぶの老舗が耐えている。
生産地に妥協をしない。これはまた名高き品切れである。

投稿者 kamimaki : 2008年01月13日 21:39