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2008年02月20日
和紙の心
小学校の授業参観に行ってきた。5年生の長女のクラスは国語の教科書にある「和紙の心」という単元についての学習成果をポスターセッションで発表するというもの。
9つの発表のうち5つを聞くことができた。
和紙の材料について詳細に説明するもの、歴史に言及するもの、製法について、用途や特徴について、日本人の暮らしの中の和紙について、などなど、教科書以上に調べたことや身近な例を引き合いに、さすが5年生だなあ、と思う発表を聞くことができた。時間も3分の発表後2分の質問タイムといったタイムキーパーもきっちり機能していた。
保護者も質問タイムに参加でき、わたしは男子のチームに「書画用に良質だったイネの和紙の品質が低下したのはなぜですか」などの質問をした。これはちょっとわからなかったようで、わたしも謎のままだが、あとから理由をいろいろ考えてみたりしている。
発表の中には、「心」に焦点をあてたものもあり、ふだん何気なく使っている紙の原料が、植物であること、その命をもらっているのだという感動を伝えてくれた。命をもらう、いい言葉だなあと感じた。
わたしは書道をならっていたので、和紙の心、というテーマを聞くと、ふと清新な気持ちになって、青墨を硯に下ろしたくなってしまった。
子どもたちのいい発表を聞かせてもらったあとの学年懇談会では、新学習指導要領で授業数が増えていくので新6年生の自然体験学習は修学旅行の一環とします、といった発表があり、先生方の熱意はわかるが、楽しみにしていた宿泊学習が減少するのを聞くのが努力した学習成果の発表のあととは、と、やや我が子がかわいそうになってしまった。
しばらくぶうたれていたが、夜に本棚から「いのちの輝き感じるかい」という写真集を持ってきて読書感想文を書いていた。この本は北海道旭川で牧場を営むおじいさんの素朴な言葉がつづられたもので、その中で気に入っている言葉はというと、「勉強というのは、憶えることではなく気づくということ」なのだそう。
子どもに教えられた一日だった。
投稿者 kamimaki : 2008年02月20日 00:39