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2006年09月24日

出生率の目標値を定める

本日の読売オンラインニュースより。
 厚生労働省は23日、少子化対策の一環として、将来の合計特殊出生率を現在の1・25から1・40程度まで高める目標値を新設する方針を固めた。
http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20060924i101.htm

出生数を制限する政策は中国の一人っ子政策などがあるが、これまで出生率の目標を定めないのが世界の常識だったという情報はちょっと「へー」となった。
記事によると倫理面の問題と言う。確かに貢献するのは個々人だから、一生に子をなせる人とそうでない人がある問題がある以上政府がそこまでやるのか、という議論はあるのだろう。(中国の場合はより厳しい倫理面の問題を含んでいることは否定できない。)

しかしその目標の根拠に年金制度の維持というのは、少し後ろ向きな気もする。将来労働力の確保や地域社会のバランスを含めて目標設定が多面的に行われることを期待する。
ましてや、地域に一律に目標達成を押し付ける、ということがないように。人の行動を促すためには、ポジティブな目標設定が必要だ。さらに地域が政策目標の達成に向けて柔軟に取り組める仕組みづくりも同時にすすめていくべきだろう。

子を産み育てることはたやすいことではない。当事者は国民個人であり家族である。医療、福祉、労働といったお定まりの政策でのマクロ的解決だけでは無理がある。
たとえば家族の絆といったナイーブな問題も含めて、多面的にしかし直接的に、すべての個人がそれぞれのできる立場で一歩前に踏み出さなくては達成はあやうい。その意味で、個人のこころにどっしり響く、明るい政策目標になることを期待したい。

投稿者 kamimaki : 2006年09月24日 10:57

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