« 治療費滞納 | メイン | ノーアクションレター制度改正意見募集 »

2007年05月03日

千早赤阪村と河内長野市合併協議

4/30付け朝日新聞などによると、
「「太平記」に登場する武将、楠木正成ゆかりの史跡が点在する大阪府内唯一の村、千早赤阪村が、5月にも西隣の同府河内長野市に対し、編入方式での合併協議会の設置を申し入れる。地方交付税の大幅削減などで、単独での財政運営が困難となり、松本昌親村長らが合併は不可避と判断した。住民説明会では、すでにほぼ半数の地区の同意を得ており、合併協議が成立すれば、早ければ来年4月にも村の名が消えることになる。」
http://www.asahi.com/politics/update/0430/OSK200704290037.html

すでに地域への説明会を開催し、住民の理解も一定得たというところなのだそう。
人口7000人に満たない小さな村だが、金剛山の登山口もあり、このGWは多数の登山者で賑わっているのではないか。

編入を打診している河内長野市も森林資源に恵まれた自然と歴史文化にあふれたまちである。
一方過去に南海電鉄が開発した閑静な住宅街もあるが、高齢化などによる市外への転出、開発の停滞などで町並みの劣化もやや気になるところではある。
大阪唯一の村がなくなるのはさびしいが、豊かな自然資源を活かし、持続可能なまちづくりに期待したい。

ところで千早赤阪村のありかた検討報告書がある。これを見ると、村としては公共施設の維持もまた大きな財政負担の原因になったようだ。ものの見方を変えればけっこうなストックをもちながら、これらを維持できないと判断せざるをえない事情には、どんな視点が欠けていたのか。
交付税に頼る財政運営は、今さらながら、もうもたない。それをいつ判断し、どのように行動したらよいのか、全国の小規模市町村にとって、この大阪唯一の村の消滅の意味するものは大きいのではないだろうか。

千早赤阪村今後の村のありかた検討報告書
http://www.vill.chihayaakasaka.osaka.jp/yakuba_annai/hisyoseisaku/seisaku/0704_chosahokoku.html

投稿者 kamimaki : 2007年05月03日 09:54