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6:ポートランドの小学校<1>
馬場@ポートランドです。
8月の家族到着以来、生活の整備に追われ、「オレゴンだより」もついご無沙汰しておりました。
さて、今週は当地の新学期であり、いよいよ娘をどこの学校に行かせるか決めなければならず、そのために何校か学校訪問をしました。
ポートランドの公立学校は「スクール・ディストリクト」という独立の公共団体によって運営されており、ネイバーフッドと呼ばれる「学校区」は一応あるのですが、日本のように「当該校区の学校以外ダメ」ということではないようです。登下校はスクールバスが常識の米国ですから、遠隔地から通うとそのバスのサービスがないことになり、親の負担が増すので自ずと限界があるようですが、公立学校についても「学校選択の自由」があるようです。
「自由」を与えられることはありがたいことですが、どこを選べばよいのか、誠に悩ましい限りです。「自由」には「責任」が伴うということがよくわかります。親としては英語にハンディのある娘(10歳)をどこの学校にやったらよいものか、ここ二週間ほど大いに悩んでいます。
最初に見学した Richmond 小学校は、小学生に日本語教育を行っていることで著名な学校で、日本人の先生がたくさんいて、学校中に日本語が氾濫しています。
日本語マグネットプログラムという日本語のクラスは、一日の半分を英語で授業し、半分を日本語で授業するというたいへんユニークなプログラムなのですが、アメリカ人の子どもたちを対象にデザインされたものなので、ネイティブの日本人には日本語の部分は易しすぎ、英語の部分は難しすぎるだろうということでした。また、ここではESL(English as Second Language)の指導が受けられず、スクールバスも(遠いので)ないとのことでした。
次に行ったのは Buckman 小学校で、ここはESLクラスが常設されている関係で、外国人児童が多く集まっています。ESL担当の先生が迎えてくれて案内してくれましたが、英語を母国語としない子どもの取り扱いについては慣れているし、毎日ESLのクラスが受けられます。美術や音楽に力を入れており、多文化・多言語の環境を学校の個性にしています。とてもにこやかに「いっしょに勉強できるのを楽しみにしているわね。」と言っていただきました。スクールバスのサービスもあるということでした。
最後に今日訪問したのが、地元の校区である Chapman 小学校です。校長先生が応対してくれて大変熱心に誘っていただきました。ESLクラスも毎日ではないけれども週二・三回は受けられるように手配してくれるそうです。またインターネットで調べたところ、たいへん優秀な小学校であることがわかりました。読解と算数について「良くできる」「ふつう」「もう少し」の生徒の割合が公開されているのですが、ダントツに優秀です。学校の施設もきれいだし、地域の母親たちがたくさんボランティアに来ているし・・。地元ですから、近所に友だちができるということも大きなメリットです。
そういうわけで、Chapman 小学校になりそうです。
ただほんと、それぞれの学校で、とても熱心に勧誘されたことに驚きました。学校選択の自由は、確かに一定の「競争」を生むようです。その結果として、父兄や生徒にフレンドリーな学校ができるのなら、とても良いことではないのでしょうか。
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