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8:ポートランド公共交通事情


 今日(9月16日)、バスに乗ったら「今日はタダだから料金は要らない」と言われてビックリしました。確かに料金支払い口に「本日無料」と書いてありますが、一瞬、ジョークかと思いました。(だって運転手の手書きの下手な字で「TodqyFreeRide」とか書いてあるし、「バナナなめくじ」の一件もあるし。)しかし、いくらアメリカといってもプロの運転手がやっていい冗談ではありません。

「なんで?」

と聞いたら「ナショナル・トランスポーテーション」なんとかだそうです。「交通の日」の記念イベント? 降りて他のバスを見たらやはり「本日無料」の札が。これは冗談ではありません。路面電車もタダだというので、娘を連れて今まで行ったことのないところまで遠出をしてみました。

 あまり不思議なので経営主体の TRI-MET(都市圏でバスと電車を運行)に問い合わせてみました。そしたら、「地元テレビ局のスポンサーにより、本日は全区間無料」とのこと。一応、今週は「全国交通週間」ではあるそうです。

 それを聞いてピンときました。実は TRI-MET はこの9月8日(新学期の始まる日)に料金の値上げをしたばかりなのです。値上げ幅は4%くらい。1-2 ゾーンが1ドル10セントから1ドル15セントになりました。今回の仕掛けは、料金値上げで離れた客を引き戻すための「バーゲンセール(?)」のようです。

 公共交通機関の客は「料金」にとても敏感に反応することが知られています。値上げにより「客離れ」が起きるというのは日本と同じです。「フリーライドデー」により、離れた客を引き戻すと同時に、新規顧客の開拓を狙っているのだと思います。実際、私のように「タダなら乗ってみよう」と言って乗ってみて「意外と便利じゃん」と思う客が結構いるはずです。

 言ってみれば「謝恩バーゲン」のようなものなのでしょうが、そういうものにしっかりスポンサーを取っているところがアメリカらしいです。

 福岡でも、ホークス優勝記念で地下鉄無料!ということだったら、勢いでスポンサーが付くような気がするのですが。街中がバーゲンでわき返っているとき(ダイエー以外のデパートもバーゲン宣言済み)に、地下鉄もタダ!とか言ったら話題になりそうなのですが・・・

 それもこれもホークス次第。最近、ホークスの試合結果に一喜一憂している馬場でした。


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