2006年03月04日
明誠学院高校卒業式
3月1日に明誠学院高校の卒業式がありました。
育友会(PTA)会長として挨拶をさせていただきました。
以下、その要旨を紹介します。
先日、生徒指導部の井上先生と一緒に広域列車保導に参加した。
列車内は「3年生がいないので高校生が少ないんです」
さびしそうに語る井上先生。
3年生がいないということは、このように風景が変わる。
学校も1年間でもっともさびしい時間が訪れる。
今日はいよいよ学校とのお別れの日ですね。
ご卒業おめでとうございます。
思い出がぎっしりと詰まった3年間。
私が思い出すのは、まだ野球部がここのグランドで練習をしていたとき、いつもあいさつの声をかけてくれまして、癒されるようであったこと。
最近はチアリーディングというのでしょうか、玄関近くで練習をされていて声をかけてくださっています。本当にありがとうございます。
私はいくつかの部活動の応援にもいかせていただきました。全ての部活動に出かけていって応援したかったのですがそれも叶いませんでした。少し残念です。
バレーボール部顧問の金子先生からお聞きしたお話です。
今日、卒業される3年生が1年生の時、バレーボールでは実力を持つ倉敷商業と対戦し、25対1という大差で負けた。
しかし、1年生が3年生となった昨年のインターハイ予選、会場は倉敷古城池高校体育館、再び倉敷商業と対戦します。
結果は1セット目が25対23 倉敷商業
2セット目が22対25 明誠学院
3セット目が25対22 倉敷商業
「負けはしましたが実力は伯仲。本当によく成長し、頑張ってくれました。また、保護者の皆さんが最高の応援をしてくれました。」と語る金子先生。その金子先生に私が感動しておりました。
ゲームの勝ち負けではなくてもっともっと大切な、いい生徒といい先生といい保護者。この連携が素晴らしいと思ったからです。
野球部の応援など、私たちも一緒にハラハラどきどきしたり、皆さんの作品に感動したり、本当に楽しい時間を過ごさせていただきました。皆さんに感謝申し上げます。
さて、本日は新たな出発の日でもある。
ひとことだけ人生の先輩としてお話させてください。
私が年齢を重ねるごとに思うのは「かっこよく生きたい」ということ。
それには原点があって、私が過去一度だけかっこいいと言われたことがる。
平成11年アムダのスタディーツアーでカンボジアへ行った。
15人ぐらいの参加者で41歳の私が最高齢者
20ぐらいの方が多かった。
カンボジアは1975年4月からの3年8カ月のポルポト時代に,人口700万の国民のうち170万人が虐殺されたといいます。
地雷の撤去現場へも行った。
後になって現地ガイドに聞いた。
現地ガイドは「現場への移動中、ポケットの中の300ドルを握り締めていた。山賊が出たら、その300ドルを渡して逃がしてもらうつもりだった」と。
現地に同行する旅行会社の人もいなくて、そういう情勢の中、私が一番年上だから、とにかく事故の無いように一生懸命それなりに動いた。
それが後から「カッコよかった」と言われたんです。
オリンピックもありました。脚光を浴びるスポーツ選手。
テレビや映画に出るスターたち。
華やかでかっこいいですね。
でも、ある意味もっとかっこいい生き方を見つけました。
地域には消防団がある。災害に真っ先に駆けつけます。この方々は、地域で普通に暮らす無名の方々。
被害者サポートセンターおかやまが今年1月に社団法人の認可を受けた。
弁護士で本校副理事長の高原さんが代表を務めておられる。
国立病院の後にできた岡山市南方の「きらめきプラザ」にある事務所を先日訪問した。
事件事故の被害者の方々からひっきりなしにかかってくる電話に一生懸命対応しておられた。
わたしはかっこいいと思いました。感動しました。
その翌日から、きらめきプラザの前の道を車で通るたびに、私は思います。
「今日も頑張っておられるんだなー。かっこいいなー」
かっこよさの仲に、「他に尽くす」という生き方の共通項がある。
タイの作家シーブーラパーはこのように述べています。
「息をしていることが生きている証拠なのではない。知恵を働かせて、社会に功績を残し、尽くす人こそ、生きている人である」
参考になれば幸いです。
今日から皆が違う道を歩いていくことになります。
いろんな分野で、いろんな立場で、
年齢的にはまだまだ鍛えの時期ですから
しっかりと苦労してください。
その時にお願いしたいのは決して自身を卑下しないということ。
みんな生き方は違っていいのですが、
違わないのは皆が大事な人間であるということ。
皆が間違いなく愛されていると言うこと。
忘れないでください。
間違いないことは、未来は皆さんに託されるということ。
洋々と開けている皆さんの未来に心からお祝いを申し上げます。
最後になりましたが、保護者の皆さまに御礼とお願いを申し上げます。
誠華祭等の行事をはじめとして育友会活動には大変なご協力をいただきました。
心から感謝申し上げます。
お子さんたちは本校で立派に成長されました。
実は私がそうなのですが、子どもと一緒に本校を卒業していくようで、さびしい気持ちがありますね。
そんな時、本校には校友会という組織ができましたから、次ぎはその校友会に舞台を移して、本校に関わっていきたいと思っています。
皆様どうぞよろしくお願い申し上げます。
いい学校 いい先生 いい保護者そして素晴らしい生徒のみなさん
全てのご関係の皆さまに感謝申し上げますとともに、明誠学院高等学校の益々のご発展をお祈りいたしまして御挨拶といたします。
まことにおめでとうございました。
写真は、明誠学院高校が誇る吹奏楽部の生演奏風景(卒業式会場にて)

投稿者 tajiri : 2006年03月04日 08:03