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2008年02月10日

保育行政と薬害肝炎

ちょっとタイトルが欲張りすぎたかもしれません。

午前中は市内のある保育園の発表会の視察に行きました。
この保育園はいわゆる無認可です。行政の用語で言うと「登録保育施設」となります。
角度を変えれば、税金が入っていません。正確に言うとわずか年間数十万円だけ遊具代等の助成があります。月額の児童一人当たり500円くらいか。
ちなみに公立保育園の月額の運営費は園児一人11万円で民間(社会福祉法人)が確か8万円だったかな??
公立保育園を民営化することに対して、公立保育園の職員や保護者の方々に反対の声が多いようです。しかし、この民営化は社会福祉法人への運営ということです。
行政の措置であることは変わりません。税金が投入され運営がなされます。
今日の視察先は、税金で運営していない、保護者の保育料だけで運営している保育園です。
だからというわけではありませんが、いつも驚いています。
満員の発表会。熱気むんむん。満員御礼で入れません。
こども達の演技も素晴らしい。
先生方の指導も愛情たっぷりが読み取れます。
運動会も同じです。
その素晴らしさを一番知っているのが、保護者の方々でしょうか。
高い保育料を払ってここに通うのですから。
措置にはない、柔軟な保育ができるから。
ということは、子育て支援の重要な部分(ニーズに応える)を担っているのですねー。
税金が入らない無認可でも。
そういうことなのじゃないかなー。
おそらく保育士さんの給与は高くない。
しかし、モチベーションはかなり高い。
本当に民営化反対論議にはつくづく考えさせられます。
満員の発表会場が印象的でした。
写真は保護者の方々のビデオカメラが並ぶ場内の様子です。

さて、午後からの会場も一杯で入りきりませんでした。
弁護士会館で開催された薬害肝炎の集団説明会会場です。
一度では収まりきらないので、急遽2回開催することになりました。
写真は二回目の開催の様子です。
会場内は約200名定員でしたが、一回目は大勢の立ち席まで出ました。
私はそれを予想して1時間前には最前列にいました。
当事者の方々からの相談、私は5件くらいありました。
そのひとつのケースのご夫妻とともに参加です。
市の保健所に行き相談にのってもらい、つぎにあちこちの電話相談にダイヤルし一度もつながらず、
大阪弁護団のホームページからメールで尋ねるも反応も無く。
そんなことで、大阪の弁護団が岡山市で説明会開催(窓口はパブリック法律事務所)と聞き、駆けつけた次第です。

私たちのすぐ後ろには、聞きますと津山方面から雪の中出かけてこられたとか。
心配の声を聞きながら、
ポイントは「カルテがないケースが多く、そこをどのように進めるかですね」などと私がしゃべりながら名刺を出して挨拶をしたら、隣の列の離れたところにいた方が寄ってこられて「弁護士さんですか?」と。
弁護士に間違えられたのは初めてですが、場内の雰囲気はそんな感じで、30分前には200人の会場はすでに一杯。とにかく対象者がいかに多いことか。いかにお困りか。よくわかります。

大阪弁護団の山西弁護士(事務局長)から経過を一生懸命説明していただきました。
匿名で戦ってこられた「原告11番」さんのお話の中で、唯一名前が出た政党名は「公明党」でした。
終了後、ご挨拶をさせていただきましたが、公明党が熱心に応援してくれたと語っていただき、うれしかったです。薬害が人生を狂わせ、国がそれを放置していたという事実。
十分にその悔しさが伝わってきました。
今回の特別措置法で「原告11番」さんはやっと救われたわけですが、
カルテは存在するのです。
今まではカルテがあっても、認定の期間から外れていました。
今回は期間は問いませんから。

私が相談を受けているケースはカルテが存在しないのです。
代わりに簡単な記述のカードをもらってきています。
それを見ると、大量出血から1ヵ月後に血清肝炎を発症したのがわかります。
昭和48年です。
質疑も大変な状況で収まらず、結局質問書を手渡して帰りました。
パブリック法律事務所がすべて対応してくれるようです。
感謝。


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投稿者 tajiri : 2008年02月10日 22:31

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